根詰まりの定義が、根が詰まることにより下葉が枯れてきたり水を吸わなくなったりなんだか元気がなかったりと、調子が悪くなることだとすると、うちのクワズイモには当てはまらない。
ずっとすこぶる元気でぐんぐん成長している。
鉢の下穴から根が出てくるでもない。
なので植え替えは購入後すぐにして以来、3ヶ月の間していなかったのだが、頭でっかち感は気になっていた。
ただ鉢もとても気に入っていた。
うちで一番趣のある鉢である。
かっこいいなあ、うちの子、とクワズイモのかっこよさに酔えるのも、この鉢によるところも大きい。
だから迷った。
必要もないのに無闇に植え替えるべきじゃないし。
でもクワズイモには巨大に育ってほしいんだ。
鉢のせいで成長が抑制されてるならかなしいし、先日のセロームのように鉢の中がぱんぱんになると植え替える時大変だし。
しかも今、ちょうどよい鉢があるのである。
植え替えたいなぁ。。


というわけで植え替えてしまった。


芋の部分を掴みやすいため、引き抜くのは割合簡単だったけど、あれえ、根でまっしろ!
これはセロームに勝るとも劣らない根詰まり状態ではないか?
まあ底から出てこないけど、鉢の上ににょきにょきと、根が出てきたのは随分前のこと。あの時すでに鉢は根詰まりしていたからこそ、地上に出てきたのかもしれない。


植え替え後の鉢は、可も不可もないシンプルな素焼きである。
よって友人にバリっぽい庭といわしめた原因の全てをになってくれていたと私が推測する、うちのクワズイモのカッコいい趣きは損なわれた。
が、いいの。
まずは健やかに巨大化してくれることが母の願いである。
しかしうちに来た時は2枚だった葉。
1枚落とすも、今は5枚つけており五稜郭みたいになっている。
ちょっと多くない?バランス的に3枚くらいじゃないの?と思っているところ、6枚めが出てくる気まんまんであることに気付く。
はやっ。つい先日、新葉の美しさを祝ったばかりなのに。
涼しくなり成長スピードがますます促進されている気がする。