私が庭に出てる間にも、何度も蛾がやってきて大葉に停まろうとする。
虫に大人気だよ、うちの大葉。
蛾は、ヨトウガ( cabbage moth / Mamestra brassicae)か、ベニフキノメイガ(perilla leaf moth / Pyrausta panopealis)かわからないけど、まあどっちも大葉についたことがあるので、どちらかだろう。
こらこらと払っても、一瞬離れてまたすぐ大葉に停まろうとするんだから、よほど大葉が魅力的なんだろう。
さて、昨日から、2㎜程度の黒い手りゅう弾みたいな形をした何かが10個くらい、大葉の葉の上で発見されるようになった。

土?肥料?とも思った。
いろいろ植え替えたり、水や強風で飛んできたりして、土や肥料がついたのかな、みたいな。
大きさとしては、インスタントコーヒーの粒粒みたいな感じである。
ただウネウネとした手りゅう弾上の縦線、横線がついているのが生物感があって気持ち悪い。

何かの蛹とか卵?
それとも何か鳥か虫が来て、糞を落として帰ったのか?
とも思ったが、とりあえず、「気持ち悪っ」で葉から払落し、そのままにした昨日。
今朝もまた、葉に2㎜手りゅう弾がついている。
よく見ると、鉢の下にもボロボロとたくさん落ちている。

昨日、葉についた手りゅう弾は払ったはずだから、また新しいやつである。
さすがに気味が悪くなって、その物体を調査してみることに。
手で触るのは気持ちが悪いので、シャベルでつついてみると柔らかく、べチャッとつぶれる。
その感じから、これはフンで間違いないと確信する。
さて何のフンか。
グーグル先生に聞いてみると、青虫のようだ。
よく見てみろ、どこかの葉の裏に潜んでいるはずだ、と。
というわけで意を決して、大葉の鉢をひっくり返し、葉を一枚一枚ひっくり返していると、かなり大胆に食い荒らされていることに初めて気づいた。


最近大葉は、アブラムシなんかにやられ、ハッパ乳剤やらコーヒーやらを撒いたばかりなのに隅におけない。
そしてあっけなく、ふくよかに元気に育った青虫君を発見。

君、前にも会ったことあるよね。

たぶんまたヨトウガの幼虫のヨトウムシだと思われる。
いやもう、なにこれ、次から次に喧嘩を挑まれる格闘系Youtuberってこんな感じ?
と思わず思いたくなる忙しさで、大葉は虫に大人気だな。
とはいえ株は間違いなく弱ってきてスカスカだ。
アブラムシがやってきたりするのは、株が弱っている証拠かもしれず、弱っているからいろんなものに襲われるのかもしれないと考えると、年老いて免疫力が弱まり、いろんな病気のデパートになっていくさまを連想する。
大葉は花芽を急激につけ始めた。


あっという間に涼しくなり、寒さすら感じる今日。
寒さに寿命を知り、このへんで花を咲かせて種をふらし、次世代に命をつなぐ戦略か。
何もかもあっという間だな。
追記:その後、まだ葉の上にフンがあるのでおかしいなと思ってよくみたは、もっとふくよかな一回り大きいヨトウムシがあと2匹いた!こりゃあまだいるかもしれないな。。