
最近、スズメバチが朝顔のところによくやってくる。ミツバチならまだしもスズメバチが何の用?と思ったが、どうやら花の蜜を飲んでいるようだ。
スズメバチの幼虫は肉食なので、スズメバチは幼虫のために昆虫などの肉の餌を巣に持ち帰るらしいのだが、成虫は液体しか消化できないため、幼虫が吐き戻した液体状になった肉か、または植物の樹液や花の蜜などを食べているんだって。
しかしまあ、よく来るどころか、棲んでる!?と言いたくなるぐらい、しょっちゅう来る。
どうもここが彼にとってよい餌場として認識され、ルーティーンに組み込まれたのだろう。
まあ1匹しか来ないし、巣が近くに作られているわけでもないようなので、いいことにしよう。
ただし、スズメバチの半径50㎝以内に入りまくっているし、もう帰ったと思ったら、背後からブーンという羽音がしてきてニアミスなんてこともあった。
もしかしてスズメバチじゃなくてアシナガバチ?と、スズメバチとアシナガバチの違いという絵と比較してみたが、やっぱりスズメバチ。
ただ腹の色のバランス、黒と黄色の分量などをみるとオオスズメバチか、コガタスズメバチかなあ、と思うものの、種類まではよくわからない。
まあオオスズメバチは、ビビるほどでかい気もするので、コガタかなあ。
で、そんなにまでして朝顔にスズメバチをウエルカムしておく必要があるのか調べてみたところ、朝顔は自家受粉できる花なので、別に虫はいらないんだって。
実際の調査によると、90%自家受粉で、10%程度が虫媒受粉によるものだったとか。
自家受粉できるのになぜわざわざ花を咲かせて虫を呼ぶ必要があるの?
という疑問については、種の多様性を保持して絶滅のリスク回避のためではないかということらしい。
へえー、たったそれだけのために、こんなに盛大にきれいな花を咲かすのか。
さて、でもそれなら私的には蜂に来てもらうメリットは全然ない。
何が鉢除けになり、人体や植物に悪影響が少ないかといえば、木酢液やハッカの香りや蚊取り線香などらしい。
が、木酢液はニオイが強烈すぎるという意味で人間にとってつらく、ハッカスプレーや蚊取り線香では効果が弱すぎるらしい。
うーむ。
あと黒い服と香水や化粧品の香りは、スズメバチを興奮させるので危ないんだと。