うちのナス子に一番花が咲いた。ナスの花は、これぞナスの花、という紫色の花でなかなか可愛らしい。
ナスは茎の色も濃い紫色だし、一貫している。
さてでも、うちのナス子の生育具合が順調かというと、まあぼちぼちなんとか、という感じで、トマ子の飛ぶ鳥を落とす勢いの生育スピードと比較すると、やきもきするくらいの感じである。

トマ子はもう1mにもなり、隣の30㎝のナス子に覆いかぶさらんばかりなので、よく考えたら、陽ざしも奪われているわ、と思い、今日は少し距離を話してみた。
ナス子にとっても、日光は重要だからな。
残念ながらキュウリの苗は枯れてしまったので、今日にでも新しい苗を買ってこようと思っている。
それはそうと、ナス子のカワイイ花は、栄養状態良好のしるしである、めしべが長い「長花柱花」ではなく、雌しべが雄しべと同じくらいの長さの「短花柱花」のようである。
やれ一番花は残せだの、実が小さいうちに摘めだの、花のタイプ(長花柱花か、短花柱花か)によるだの、色々あるらしい。
「一番果はとった方が良い!」「いや! なり癖をつけるために残した方が良い!」
いろいろと言われていますが、結論は、「状況によりけり」です。
https://agri.mynavi.jp/2018_10_24_45213/
葉が大きく、茎も太く、生育順調で樹勢の強い時は、残しておいた方が花が咲き実を結ぶ「なり癖」と言われる成長に傾きやすく、収量が上がります。逆に樹勢が強くもないのに一番果を残していては、小さな体で果実を養わなくてはならず、木自体が完全に弱ってしまい大幅に収量を減らします。場合によっては二番果、三番果まで落とした方が結果増収することもありますので、そのときのナスの木に尋ねながら判断しましょう。
というわけで、ナス子には、もう少しだけ、、一番花が実をつけるまで、待ってもらい、一番果がほんの小さいうちに摘んでしまう、という方法でいかせて頂こうと思う。
なんだか可哀そうな感じがある。
去年は、すべての草花を野放しにしていたが、今年になって、脇芽摘みだの、萎れた花のカットだのをしていると、いろいろと人間の都合ですまんなあという気になる。
花が綺麗で、まだもっとたくさん咲き続けてほしいから、実をつけるとそちらに栄養と体力を奪われてしまうから、実が成らないようにカットしてしまい、種を摘出したいときだけ、そのまま枯れてもつけておく・・とか、ナス子の場合も、まだ若いうちに実をならせてしまうと体力がおいつかないので、場合によっては、二番果までは摘果、とか、、なんか他人ごととは思えない。
さらに、アブラムシを紙テープでバンバンくっつけて捕殺していると、私って大量殺戮者!って思うし、まあこうやって植物を食べるにしても、ただ仲間(花ですけど)の命を守りたいという一心だけであっても、殺戮をするわけであり、きれいごとなんて言ってらんないよなあ、なんて思ったりする。
まあ、ネットをかけて育てるとか、虫も忌避剤だけを用いて育てるとか、なにかしらやりようはあるのかもしれないけど、どうだろう?
ちなみにナスとかも、小さいうちはネットをかけて育てるのがセオリーみたいだけど、実を取ることだけじゃなくて、観て楽しんでいる私としては、ネットをかけるのはなんだか忍びないんだよなあ。